にじいろリボン〜発達障害応援ブログ〜

はじめまして、私たちは発達障害を持つ方への支援と理解を深める活動の象徴である「にじいろリボン」を身につけ視覚に訴えることで、その労働力の価値と障がいの特性を認識し、積極的に受け入れていこうという社会の実現を目指す運動を行っています。 このブログを通じて当事者さんたちが前向きに、努力ではなく「工夫することでの生きやすさ」をゲットするための情報を更新していけたらと考えています。

【体験談】初めての発達障害支援センター 〜診断がおりるまで〜

予約していた発達障害支援センターで面談をしてもらう日になり、当日担当してくださる方と初めて話をしました。

 

事前に書いてきた書類(名前とか住所、以前から困っていることや今困っていることなど書いたと思います)を渡し、少し時間があったので病院とカウンセリングも受けて病院の方ではADHDの診断が出ている旨も伝えました。

 

そしてここでお話しをしていた際に自分の職場の環境の話になりました。以前の職場はコールセンターの中での事務だったため自分も電話を受けますが基本的に入力したり書類を整理することがメインの仕事でした。ですがミスが多く、単純な計算もなぜかそこだと出来ない、集中しようとするほど混乱するし、驚いたのは帰ってから後ろの席の方が電話で話している話を聞いているつもりもないのに無意識に覚えていたことです。それらの話をしたところ感覚過敏があるのではないか、自閉症スペクトラムはご存知ですか?という話しになりました。

 

自閉症スペクトラムADHD、LDなどの種類があることもその当時知りました。

しかも複数持っている方もいるというのも驚きました(今思えば自分がそうなのですが)。

 

また、正式に診断を出す方法の一つとして知能検査があると知り、それを受けるのか。また今の職場でずっと続けていくのか、それとも診断が正式におりたら理解のあるところで働きたいのか、いろいろ選ばなければならずとても大変でした。

 

辛いときに選択をするのはそれだけでしんどいです、またその選択があるのかどうかを探すにしてもどれだけのことを調べたりしないとならないか、考えるだけで途方に暮れそうです。

すでに当時の職場の前の環境の頃からうつ状態だった私にとって1人で仕事をしながら診断おりるまで根気よく病院に通ったり、辞めるとしてそのあとの生活はどうするかなどを考えるのは一苦労でした。

 

すでに疲れている状態で計画も無く山登りをするのは無謀です、でもその山を登らなければ診断までたどり着けないという状況で、発達障害支援センターの方がいなかったらどうなっていたか本当にわかりません。

 

発達障害支援センターだけではなく、相談できる人、相談できる機関があるのとないのでは本当に違っていたなといつも思います。

 

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