にじいろリボン〜発達障害応援ブログ〜

はじめまして、私たちは発達障害を持つ方への支援と理解を深める活動の象徴である「にじいろリボン」を身につけ視覚に訴えることで、その労働力の価値と障がいの特性を認識し、積極的に受け入れていこうという社会の実現を目指す運動を行っています。 このブログを通じて当事者さんたちが前向きに、努力ではなく「工夫することでの生きやすさ」をゲットするための情報を更新していけたらと考えています。

【体験談】歯医者がトラウマな自分が工夫したことしてもらったこと

私は歯医者が苦手です、発達障害じゃなくても苦手な方は多いと思います。

ただ、削られてる時の音や照明の光が聴覚過敏と視覚過敏でどっと疲れたり、麻酔に慣れてない歯科医にされた激痛の体験から歯医者であった痛みを全て記憶するようになりました。

 

蓄積してついには行く前になると胃が痛くなったり予約が決まってからも予約の電話をする前も鬱のような状態になり本当にストレスでした。

まず歯医者では発達障害についての理解を求めることが難しいというイメージが先行していたので言っても意味がないと思っていました。

 

ある日TVで無痛治療の歯医者の存在を知りました、全身麻酔などで治療するタイプのものは知っていましたが高額ですしその都度そんなことは出来ないと思っていましたがよく調べると麻酔の針をより細いものにしたり、麻酔の温度を体温に近いものにしたり、笑気ガスでリラックスした状態で治療が可能だったり…知らない情報でしたが希望が見えました。

 

通える範囲のところでいろいろ調べて、無痛治療を受けました。

まず事前にカウンセリングがあり発達障害のことや特性の説明をし、そして麻酔についてのトラウマも伝えて笑気ガスを選択しました。いざ治療が始まり、まず笑気ガスと他の音があまりしない治療室のおかげで音の刺激がほぼ無い状態でリラックス出来ました。そして麻酔も機械で安定させながらしてもらったので本当に痛みがありませんでした。特性の事を理解してもらいながら治療を受ける事ができたのは本当に救いでした。痛いもので仕方が無いと思っていましたが、伝える事で変わっていた事もあったのかもしれないし、そういう聞いてもらえる環境の病院に行く事も選択肢として入れて良かったんだと実感しました。

 

自分の障害に向き合って特性を知ったおかげで何が苦手かはわかりましたが、それでもそれを伝えるべきか伝えてわかってもらえるかは未だに悩む事もあります。ただ今回はそうして良かったと思えました。

 

 

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